語学学習に最適なタブレット選び|注意すべき唯一のポイントは?

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韓国語学習を効率的に進めるためにタブレットの購入を検討しました。コストを抑えるために、はじめは、SamsungのGalaxy Tab A9+を購入しましたが、最終的にiPad Air M2を購入することになりました。その経緯とタブレット選びの注意点をお知らせします。

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語学学習に最適なタブレット端末

韓国語を学び始めてちょっと早2週間。

語学学習を効率化するために、大学生が行っているようなタブレット端末を書く活用した学習をしたいと思いました。

目標としたハングル検定試験まであと三ヶ月。タブレット端末の利用目的は、今のところ韓国語学習だけなので、それほど高いスペックのものは必要ありません。

そこでできるだけ安価なものを探していたところ、Samsung Galaxy Tab A9+という端末が3万円前後で販売していたので購入してみました。

参考記事)Samsung Galaxy Tab A9+を活用した韓国語学習法

語学学習でタブレットを使う用途としては

  • PDファイルや紙の参考書をデータで取り込んで書き込みを行う
  • 分からない単語や文章を意味や発音をネットですぐ検索する
  • ネットで動画を見る

といったところでしょうか。

早速購入したSamsung Galaxy Tab A9+を起動してみます。動画も見れますし、ネットも検索できます。指先での手書きや、スマホゲーム用に購入した安価なタッチペンでの書き込みもできます。

ところがいざタブレットに手首をついて本格的に文字を書き始めようとしたところペン先が一切反応しません。

不思議に思って色々調べ始めたところ、ある重大な事実がわかりました。手書き入力に重要な機能が存在し、Androidタブレットには、その機能をサポートしている機種とそうでない機種があるということです。

その機能とは「パームリジェクション」です。

パームリジェクション機能とは

「パームリジェクション」とは、スタイラスペンを使用する際、画面に触れた手を認識させずにペン先のみを認識する機能です。

パームリジェクション機能

この機能は、まずタブレット端末側で対応する必要があります。「パームリジェクション」機能がないタブレットでは、手首を画面につけた時点で、ペン先が反応しなくなり、快適な手書き入力ができなくなります。

パームリジェクションがない場合

AppleのiPadでは、全ての機種において「パームリジェクション」機能がついているのであまり意識されることはありません。しかしAndroidタブレットではこの機能がついている機種とそうでない機種があるため購入時には特に注意が必要です。

Androidタブレットを選ぶときの注意点

Androidタブレットを選ぶときの注意点として、SamsungのGalaxyシリーズのパームリジェクション対応状況を例に説明します。

Galaxyタブレットには、入門機種のAシリーズと中堅・上位機種のSシリーズがあります。

製品名 Galaxy Tab A9+ (Wi-Fiモデル) Galaxy Tab S6 Lite 2024(Wi-Fiモデル)
外観 Samsung Galaxy Tab A9+ galaxy tab S6 lite
価格 3万円前後 5万円強
発売時期 2023年 2024年
型番 SM-X210NZAAXJP SM-P620NZAAXJP

Sシリーズには、製品紹介に上記にあるように手書きで書いたと思われる絵の写真が入っています。一方、これは購入したあとに気づいて失敗したと思ったのですが、Aシリーズの説明にはそのような手書き入力をイメージさせる写真は一切ありません。

また、Sシリーズには、Samsungタブレットでパームリジェクション対応の手書き入力をサポートする「Sペン」と呼ばれる専用ペンが付属しています。一方、Aシリーズには Sペンは付属していません。

そうなのです。Galaxy TabのAシリーズは、パームリジェクションの手書き入力をサポートしていないのです。Sペンを別売で購入しても そもそもAシリーズがSペンをサポートしていないため使えません。

これは、それぞれの機種のマニュアルの目次欄を調べてみるとわかります。Galaxy Tab S6 Liteには、目次にSペンの記述がありますが、Galaxy Tab A9+には、Sペンの記述はありません。

Galaxy Tab A9+のマニュアル Galaxy Tab S6 Liteのマニュアル
Galaxy Tab A9+のマニュアル Galaxy Tab S6 Liteのマニュアル

スタイラスペンをネットで検索すると(手首をついたときの)「誤作動防止機能がついた」点を売りにしている機種が多数見つかります。しかし、これらのスタイラスペンを、パームリジェクション機能に対応していないAndroidタブレット端末用に購入しても、まったく意味がありません。

Samsung以外のAndroidタブレットでも、パームリジェクションに対応しているものと、対応していないものが存在します。手首を画面についてノートを取りたい場合には、パームリジェクション機能対応が必須です。購入前にしっかり確認してください。

結局 iPad一択になってしまうのか?

できるだけお金をかけずに済まそうとおもってAndroidタブレットに手を出しましたが、上記の問題もあり、最終的に iPad Air M2 128GBを購入しました。

Androidタブレットに対応しているデジタルノートアプリ「Noteshelf」の使い勝手が「Goodnotes」の使い勝手に比べて劣ること、GoodnotesがiOSにしか対応していないことがその理由です。

また、少し古い型になりますが、2022年のiPad 10.9インチであれば、6万円以下で新品が購入できること、Androidタブレットの上位機種と同程度の値段であれば、多くの人が使っていて実績のある iPadのほうが安心というのもありました。

2022 Apple 10.9インチ iPad (Wi-Fi, 64GB) 第10世代

税込 58,800円 (2024/8/17時点)

 

iPad 2022 第10世代

もっともiPadの場合には、Galaxyタブレットのようにスタイラスペンが付属していないため、Apple Pencil、もしくはApple Pencil互換のペンを別途購入する必要があります。

Apple Pencilは 1万円〜2万円となかなか高額で、しかも4種類もあるそれぞれのPencilが、対応しているiPad、していないiPadがあるため、これまた選ぶのに苦労します。

この点は、2,000円程度で売られている Apple Pencil互換のスタイラスペンがある程度使えるので、精緻なイラストを書くのでなければ代用は可能です。

このあたりの、iPad向けのスタイラスペンの選び方と注意点については 近いうちに別途記事を書こうと思います。