アメリカに住んでいる知人に日本から荷物を送りたいときがあります。郵便局の国際小包とヤマト運輸の国際宅急便のどちらがいいのでしょうか?比較してみました。
海外に荷物をおくる方法
個人が日本から海外に荷物を送りたいと考えたとき、まず検討対象に挙がるのが以下の2つでしょう。
両者の主な違いは以下の通りです。
国際宅急便 | 国際小包 | |
大きさ | 宅急便と同様の外周 60サイズ〜160サイズまで | 長さ1.5m以内 or 1.05m以内 その他外周に関する国ごとの制限あり |
重さ | 最大25kgまで | 最大30kgまで |
発送方法 | 航空便 | 航空便 SAL便 船便 |
注意点(米国向け) | 飲料含むすべての食品が送れない | 禁制品以外の食品が送れる |
気をつけなければならないのは、「国際宅急便」と「国際小包」では、国ごとに発送できるものが異なる点です。一番わかりやすい例は、国際宅急便では、アメリカに一切の食品は送れませんが、国際小包ではアメリカに食品も送れます。
アメリカに送る場合の注意点
米国に限りませんが、海外に荷物を送る場合、送り先ごとに決められている禁制品が荷物に含まれていないか注意が必要です。
国際宅急便の場合、アメリカに送れないものは以下のサイトで調べることができます。
「アメリカ合衆国」を選択すると、料金、最短お届け日数、配達可能地域などが表示され、「送れないもの」として 「各国共通で送れないもの」の下に「全ての食品(飲料含む)」と「イラン製品」と書かれています。
一方、郵便局の国際小包については、アメリカ向けでも食料品が送れます。
送付できないものについては、こちらのページで調べることができます。
アメリカ向けには、「オリーブオイル」「牛肉」「酒精飲料」が禁止物品に指定されています。
送ったあとの追跡
ヤマト運輸の国際宅急便の場合には、荷物の追跡はこちらのサイトでできます。
日本郵便の国際小包の場合には、途中までは日本郵便のマイページサイトでたどれますが、米国内に入ったあとは、USPSのサイトで検索する必要があります。
到着までかかる日数は?
ヤマト運輸の国際宅急便では、アメリカ国内では、提携先のUPSが荷物の運搬を行います。
日本郵便の国際小包の場合は、アメリカ国内では、提携先のUSPS(United States Postal Service)が荷物の運搬を行います。
UPSとUSPSでは、名前は似ていますが、サービス品質は異なります。公共サービスであるUSPSのほうが、到着は遅くなりがちのようです。
国際小包をつかい感謝祭を挟んでの荷物の発送では、発送から受取まで3週間近くかかりました。