「ショートカット」あるいは「キーボードショートカット」
Windowsパソコンを使っていた方であれば馴染みがあるとおもいます。
Macをはじめて使われる方向けに、これを知っておくと作業効率が倍増する厳選「ショートカット10」を紹介します。
「キーボードショートカット」とはなにか?
「キーボードショートカット」でどのくらい生産性があがるのか?
Mac初心者のための厳選ショートカット10
「キーボードショートカット」とはなにか?
コトバンクの定義によると、「キーボードショートカット」とは、
パソコン上で動作するソフトウェアの操作を、マウスを使わずにキーボードだけで簡単に行えるようにする機能。専用キーや複数のキーを組み合わせて入力することで、関連づけられた特定の機能を呼び出す。
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とあります。
デザインや動画編集などをする方以外、Macを利用する主な用途は文字を入力することだと思います。
レポートを書く、提案書を書く、ブログを書く、プログラムを書く・・・
文字を入力するのはキーボードであるため、入力した文字列に対する操作が必要な場合は、同じくキーボードで行うのが自然です。
「キーボードショートカット」でどのくらい生産性があがるのか?
「キーボードショートカット」を使いこなす場合と、マウスだけで操作する場合で、どのくらい作業効率は異なるのでしょうか?
極端な例かもしれませんが、テキストのコピペを行う場合で比べてみましょう。
以下の6行のテキストを1行ずつ コピー&ペーストするのに要する時間を測定してみます。
項目が入力しやすい(日本語対応はマスト)
項目が自動的に整列される
項目の折りたたみ・展開がしやすい
画像を貼り付けられる(数式や図)
複数PC間でデータの共有ができる
複数PCで利用しても価格が手頃
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まず、マウスだけで操作する場合です。
マウスで1行を選択したあと、
右クリックでプルダウンメニューを表示し、「コピー」を選択
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テキストをコピーしたい位置にカーソルをあわせて、右クリックでプルダウンメニューを表示し、「ペースト」を選択
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テキストがコピーされました。
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これを6回繰り返した場合の所要時間は、44秒でした。
次に「ショートカット」をフル活用する場合です。
カーソルがコピーしたい行の行頭にある状態で
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左小指で「shift」キーを押しながら、右手で下矢印「↓」キーを押すと、一行選択されます。
その状態で「command」キーと「C」を同時に押します。
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下矢印「↓」キーで、カーソルの位置をコピーしたい場所まで移動し、
その場所で「command」キーと「C」を同時に押します。
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テキストがコピーされました。
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これを6回繰り返した場合の所要時間は、23秒でした。
6行のテキストを1行ずつ コピー&ペーストするのに要する時間
操作
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所要時間
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1回あたりの平均時間
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マウスだけで操作する場合
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44秒
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7.3秒
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「ショートカット」を活用する場合
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23秒
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3.8秒
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職業柄文章を大量に書く場合、テキストのコピー、カット、ペーストなどの作業を1日に何十回、場合によっては何百回も行います。
仮に一日100回行ったと仮定すると、
マウスだけの操作では、7.3秒 x 100回 = 730秒 (約 12分)
「ショートカット」を活用した場合では、3.8秒 x 100回 = 380秒 (約 6.3分)
作業効率が倍違うことになります。
Mac初心者向け 厳選ショートカット10
Apple公式ページによると、Macには、少なく見積もっても157ものキーボードショートカットがあります。
切り取り、コピー、貼り付け、その他の一般的なショートカット
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22
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スリープ、ログアウト、システム終了に関するショートカット
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9
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Finder とシステムに関するショートカット
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67
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書類に関するショートカット
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59
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しかし、これらを全部覚える必要はありませんし、自分がよく使うショートカットは10数個に限定されます。
これだけ覚えれば、文章執筆作業の生産性が劇的向上間違いなし、という厳選ショートカットを10個ご紹介します。
1
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コピー
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command + C
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2
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カット(切り取り)
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command + X
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3
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ペースト(貼り付け)
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command + V
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4
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直前のコマンドを取り消す
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command + Z
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5
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1行選択
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(行頭にカーソルを置いた状態で)
shift + ↓
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6
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日本語・英語入力切替
(前の入力ソースに戻す)
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Ctrl + Space
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7
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アプリ切替
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command + tab
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8
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選択画面スクショ
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command + Shift +4
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9
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全画面スクショ
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command + Shift +3
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10
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ファイルを(移動ではなく)コピー
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マウス操作中に ”Option”キー
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1.コピー(command + C)
これは、ペースト(command + V)と 合わせて使うことがほとんど。
テキストのコピーでも、フォルダー内のファイルのコピーでも重宝します。
2.カット(command + X)
こちらは、「テキストの削除」作業で単体で利用するケースと、
ペースト(command + V)と組み合わせて使うことで、「テキストの移動」として使うケースがあります。
ペーストと組み合わせて「ファイルの移動」という作業にすることはできません。
3.ペースト(command + V)
こちらは、単体で使われることはなく、上記の「コピー(command + C)」か「カット(command + X)」のいずれかと組み合わせて使います。
4.直前のコマンドを取り消す(command + Z)
これも文章編集とファイル移動時によく使うコマンドです。
文章を間違った場所にペーストしてしまった場合、ファイルを間違った場所にコピーしてしまった場合にこのコマンドを使えば、作業を1つ前の状態(コピーやペーストする直前)に戻せます。
5.1行選択(shift + ↓)
正確な定義は、「選択したテキスト範囲を、1 つ下の行の、水平位置が最も近い文字まで拡張する」ですが、カーソル位置が行頭にあるときに、これを行うと 事実上「1行だけ選択」することになります。
6.日本語・英語入力切替(Ctrl + Space)
Controlキーを押し続けながらスペースバーを押すと、選択可能な入力ソースが表示され、選択できます。
Controlキーとスペースバーを同時に押すと、選択可能な入力ソースは表示されず、前に利用していた入力ソースに切り替わります。日本語入力と英語入力を使っていた場合
7.アプリ切替(command + tab)
これも、複数のソフトウェアを立ち上げて編集作業をするときは、頻繁に利用するショートカットです。
Commandキーを押した状態で、Tabキーを押すと、使っているアプリの一覧がでます。
Commandキーを押したまま、Tabキーを押すごとにアプリが切り替わります。
8.選択画面スクショ(command + Shift + 4)
マニュアルを作成していたり、ブログを執筆するときに、操作している画面のスクリーンショットを取りたいときがあります。
「shift」「command」「4」の 3 つのキーを同時に長押し、表示された十字形カーソルをドラッグすることで、画面の一部を選択してスクショすることができます。
詳細なやり方は、Apple公式ページを参照ください。
9.全画面スクショ(command + Shift +3)
「shift」「command」「3」の 3 つのキーを同時に長押しすると、見ている画面そのものが、PNGイメージとしてデスクトップ上に保存されます。1台のMacに複数のディスプレイを接続している場合には、表示されている画面の枚数分、別々にファイルが保存されます。
10.ファイルを(移動ではなく)コピー (マウス操作+Optionキー)
マウスも使うので、これは厳密にはショートカットとは言えませんが、Finderでファイル操作を行うときに便利なものです。
ファイルをそのままクリック&ドラッグしてしまうとファイル移動ですが、ドラッグ中、マウスボタンを離す前まで「Option」キーを押し続けていると ファイルコピーになります。