「家の中にあるはずなのに見つからない!」
出かける間際になって、家の鍵、車のキー、財布、スマホなどが見つからなくて慌てたことありませんか?そんなときに役立つ「スマートタグ」のおすすめを紹介します。
家の中にあるはずなのに見つからない!
スマートタグの主な機能
スマートタグの代表的な製品
家の中にあるはずなのに見つからない!
家の鍵、車のキー、財布、スマホ・・・
帰宅したときに無意識にどこかにおいてしまい、置いた場所を覚えていない。
普段から大事なものの置き場所を決めていて、きちんと守れる人であればそのようなことは起きないでしょう。
しかし、そういう習慣がない人は、置いた場所を忘れてしまい、次に出かける間際になって大慌てする。こういうことは、よくあることです。
特に家の鍵、車のキーなどは、かばんのポケット、上着の内ポケット、机の上、脱ぎ捨てた服の下など、置き忘れた可能性がある場所はあちこち思い当たります。
それらをすべて探し回るだけで相当の時間を無駄にしてしまいます。
そんな困りごとを解決してくれるのが「スマートタグ」と呼ばれるものです。
スマートタグの主な機能
スマートタグとはどんなものでしょうか?
スマートタグは 「無くしたくない、すぐに見つけたい大事なモノ」に取りつけておいて スマホでいつでも見つけられるようにするものです。
機種によっていくつかの探し方が用意されています。
スマートタグの主要製品は なくしたものを探す手段として以下の機能のいずれか複数を提供しています。
1.スマホで探し物を探す(音で探す)
スマートタグがついているモノの置き場所が、家の中でわからなくなった場合、スマホの専用アプリから操作で スマートタグの音を鳴らし、位置を特定することができます。スマートタグとスマホの間はBluetoothで通信しており、通信可能な範囲は数十メートルです。
したがって、Bluetooth通信が届く範囲であれば、家の中だけでなく、学校やどこかの広い施設の中でも探すことはできます。ただし、この方法で探すことができるのは音が届く範囲です。
2.スマートタグからスマホを探す(音で探す)
逆の場合で、スマートタグがついたモノは手元にあるが、スマホが見つからないときに、スマートタグからスマホを探すこともできます。
スマートタグのボタンを押すと スマホから音がでて位置がわかります。
3.落とした場所を記録
スマホ内の専用アプリとスマートタグの間で、Bluetooth通信が切れた場合、その場所を記録し、専用アプリの地図に表示します。
この方法で探せるのは、スマートタグが持ち主から離れてしまった場所で、そのまま動かない場合にのみです。
スマートタグが、持ち主から離れた後に移動してしまった場合、例えば、移動中の乗り物(タクシーや電車)に置き忘れた、あるいは誰かが拾って持ち去ってしまった場合、探し出すことはできません。
4.ネットワーク経由で探す
同じ製品のユーザーが専用アプリで 自分のスマートタグを検知した場合、クラウドネットワーク経由で、自分の専用アプリに位置を知らせてくれます。
この検知とクラウドネットワーク経由の通知は、たまたまスマートタグの近くを通りかかった人が気づかぬうちに行われます。
スマートタグの代表的な製品
スマートタグで機能的に優れた製品は、AppleのAirTagか、Tile社の製品です。
両製品の特徴について簡単にまとめます。
対応OSと機能
AirTagは、iPhoneなどのiOS機器にしか対応していませんが、Tile社のスマートタグ製品群は、iOSとAndroid端末の両方に対応しています。
Apple AirTagとTileのスマートタグについて、対応OSと機能概要をまとめると以下のようになります。
Apple AirTag | Tile | |
対応OS | iOS | iOS/Android |
スマホで探し物を探す | ○ | ○ |
スマートタグからスマホを探す | X | ○ |
落とした場所を記録 | X | ○ |
ネットワーク経由で探す | ○ | ○ |
参考価格 |
形状とサイズ
AppleのAirTagについては、サイズは1種類だけです。
AirTagは電池交換が可能です。
Tile社のスマートタグは、用途に応じて複数の種類が存在します。
電池交換ができない機種もあるので注意が必要です。
製品 | 主な用途 | サイズ | 電池交換 | |
Tile Mate | 鍵 | 38x 38x 7.2 mm | 不可 | |
Tile Pro | 鍵、かばん | 59 x 34 x 7.7 mm | 可能 | |
Tile Sticker | リモコン | 27x 8.2(+ボタン突起1mm) | 不可 | |
Tile Slim | 財布、カードケース | 54 x 86 x 2.5 mm | 可能 |
AirTagとTileの違い
先の機能比較表をみると、iOS/Androidと複数のOSに対応しており、探し方もいろいろあるTile製品のほうがよいと思うかもしれません。
しかし、スマホのアプリでスマートタグを探す機能については、AirTagのほうが優れています。
AppleのAirTagが優れている点は以下の2つです。(出典: AirTag公式)
1.近くにあることがわかっていて 細かい場所を特定したいとき
AirTagの場合は、iPhoneが「正確な場所を見つける」機能で、AirTagまでの距離と進む方向を表示1。超広帯域テクノロジーを活用して、あなたをその場所に案内します。 |
2.ネットワーク経由で探すとき
AirTagの場所を中継するデバイスは匿名に保たれ、送られる位置情報は最初から最後まで暗号化されます。だから、あなたのAirTagがどこにあるか、AirTagを探すお手伝いをしたデバイスが誰のものか、Appleも知ることはできません。 |
よく失くすものが、家の中など、確実に自分の近くにあることがわかっている場合、「ネットワーク経由で探す」機能は必要ないでしょう。
その場合、より安価な製品があります。
それらは別記事でご紹介します。