一般的に語学の早期マスターには、「読む」「聞く」「話す」「書く」をバランスよく学習するのが良いと言われています。ハングルを「読む」「聞く」力を鍛えるためにおすすめなスマホアプリを調べてみました。
- ハングル早期マスターにスマホアプリを使う
- 本記事で紹介するアプリ
- Duolingo
- Cake
- でき韓
- 韓国語手書き辞書
ハングル早期マスターにスマホアプリを使う
語学を短期間に集中的にマスターするには、その期間にどれだけ様々な接触機会をつくれるかがポイントです。日常生活のあらゆるところで、自然に「読む(見る)」「聞く」「話す」「書く」の作業がでてくると理想的です。「聞く」「見る」については、NetflixやYouTubeなどの動画ストリーミングサービスがあるので十分ですが、「書く」「話す」についてはおろそかになりがちです。
一日のかなりの部分をスマホを利用しているため、スマホアプリで「書く」、「話す」力を強化できるようなものがあると理想的です。そんなスマホアプリを探してみました。
Duolingo
Duolingoは、米国ナスダックに上場している モバイル学習プラットフォームを提供する企業です。Duolingoのアプリでは、韓国語だけでなく、英語、フランス語、中国語が学べます。各言語の学習者人数の内訳は以下の通りです。(2024/7/29時点)
アプリは iOSとAndroid OSに対応しています。
無料でもある程度は学習できますが、「SUPER Duolingo」という月額プランに加入すると、広告オフで、無制限に学習できます。「SUPER Duolingo」には、2週間の無料お試し期間があります。SUPER Duolingo の月額料金は、ホームページには掲載されていません。月額料金は、Duolingoアカウントを作成し、14日間の無料トライアルをスタートしようとしないと表示されません。この点は非常に不親切と思います。
実際の料金プランは以下の3種類です。(2024/7/29時点)
プラン名 | 料金 | 利用人数 |
1ヶ月 | 月額 1,990円 | 1人(1アカウント) |
12ヶ月 | 年額 9,900円(月当たり 825円) | 1人(1アカウント) |
ファミリー割引 | 月額 1,100円 | 2 – 6 人向け |
アプリの最初のほうの問題は、音を聞いて 該当するハングルを4択で当てるといった単純なものです。基礎ができていない人が、聞き取りとハングルを学ぶのにはよいかもしれません。
Cake
韓国のCake Corporationが提供するモバイル学習アプリです。アプリ自体は、cake.day というサイトからダウンロードできます。学べる言語は、英語と韓国語です。
このアプリの最大の特徴は、韓国のエンタメのコンテンツをもとに、韓国語を学習できる点です。BTS、Seventeen、LE SSERAFIM、NewJeansなどのK-POPアイドルが話している映像や、韓国ドラマ・映画・バラエティ番組の1シーンを切り出して、セリフを覚えながら学ぶことができますので、推しのタレントがいれば、記憶定着は促進されるでしょう。
広告なしで、すべてのコンテンツにアクセスするには、「Cake Plus」という有料プランへの加入が必要です。月額料金の体系は、先のDuolingoより、気持ち安くなっています。
プラン名 | 料金 | 利用人数 |
1ヶ月 | 月額 1,580円 | 1人(1アカウント) |
12ヶ月 | 年額 8,100円(月当たり 670円) | 1人(1アカウント) |
ファミリー割引 | 月額 1,110円 | 2 – 6 人向け |
でき韓(できちゃった韓国語)
株式会社 HK global が提供している無料アプリです。この会社は「でき韓ONLINE」というオンライン韓国語教室を運営しており、その延長で「でき韓」という無料アプリを提供しています。
内容は、基本的な表現を「音声で聞く」、「文字を読む」、「自分で発音する」ことで身につける仕組みになっています。
韓国語手書き辞書
フリップアウト合同会社が提供している無料アプリです。iPhoneとiPadでのみ動作し、Android端末やその他のOSでは動作しません。
これは、iPhoneやiPadのOS自体が、韓国語の手書き入力をサポートしていないために 作成されたアプリと思われます。
こちらの記事に書いた通り、Android OSは、韓国語の手書き文字入力をサポートしています。韓国語のキーボードを追加するときに、「手書き文字」も選択しておけば、このようなアプリをインストールしなくても、手書きで文字が入力できます。