クラウドストレージはスマホ・パソコン生活に欠かせないものになりました。iCloud,Googleドライブ,OneDrive,Dropbox,Amazon Driveの5大クラウドストレージについて、どれを利用するのがよいのか2023年の最新状況を比較します。
5大クラウドストレージとは
5大クラウドストレージとは、非常に多くのユーザーが利用しているサービスであり、なんらかのプラットフォームと連携して使われることが多いものです。
例えば、iCloudでしたら iPhoneユーザーが写真や動画のバックアップを保存するために日常的に利用しています。Google Oneは、Androidスマホユーザーが写真や動画のバックアップを保存するために利用していますし、MicrosoftのOneDriveであれば、Office製品のサブスクリプションを契約しているユーザーは、付属サービスとして頻繁に利用していることでしょう。
Dropboxは、Apple, Google, Microsoftなどのプラットフォーマーとは別に、セキュリティやファイル共有などにおいて多機能のクラウドストレージを利用したい人が利用しています。
以下の5つが本記事で紹介するクラウドストレージです。
ストレージ名
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iCloud+
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Google One
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OneDrive
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Dropbox
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Amazon Photos
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提供企業
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Apple
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Google
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Microsoft
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Dropbox
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Amazon
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クラウドストレージ各社の無料ストレージ容量
クラウドストレージでは、お試しの無料ストレージを提供しています。
5大クラウドストレージの中では、GoogleのGoogle Oneが無料ストレージの容量が最も大きく15GBあります。iCloud,OneDrive, Amazon Photosは5GBが無料ストレージ容量です。無料のストレージ容量が最も少ない Dropboxは 2GBとなっています。
ストレージ名 | Google One | iCloud+ | OneDrive | Amazon Photos | Dropbox |
提供企業 | Apple | Microsoft | Amazon | Dropbox | |
無料容量 | 15GB | 5GB | 5GB | 5GB | 2GB |
クラウドストレージ各社の料金体系
無料ストレージ容量を超えた場合、各クラウドストレージでは有料プランを利用することになります。
容量制限の単位は、50GB/100GB/200GB/1TB/2TBで区切るのが一般的です。
各社の料金体系を一覧にすると以下のようになります。
ストレージ名 | iCloud+ | Google One | OneDrive | Dropbox | Amazon Photos |
提供企業 | Apple | Microsoft | Dropbox | Amazon | |
50GBまで
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130円
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100GBまで
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250円
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229円
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250円
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200GBまで
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400円
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380円
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1TBまで
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1284円
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1300円
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2TBまで
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1300円
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1300円
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1500円
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2600円
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クラウドストレージ各社の特色
5大クラウドストレージ各社の特徴をみていきます。
iCloud
iCloudはAppleが提供するクラウドストレージです。iPhoneを利用している人ならば、iPhoneのバックアップや写真・動画の保存に利用している人も多いことでしょう。料金体系はこちらにある通りです。
有料プランの料金体系は、Google Oneとほぼ変わりありません。これは、iPhoneユーザーは iCloud、Androidユーザーは Google Oneを利用することを意識してのことかもしれません。
iCloud
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Google One
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200GB
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400円
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380円
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2TB
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1300円
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1300円
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Google One
Google Oneは、Googleが提供するクラウドストレージです。Googleドライブと呼ばれていたこともありますが、現在は Google Oneで統一されています。無料ストレージ容量は15GBと、他のクラウドストレージに比べて非常に大きく、写真・動画だけでなく各種ファイルを保存することができます。
個人メールとしてGmailを利用している人も多いとおもいますが、Gmailの容量もカウントされるので注意が必要です。
料金体系はこちらの通りです。
年間契約をつかうと最大16%料金が割安になります。
OneDrive
OneDriveは、Microsoftが提供するクラウドストレージです。
無料のクラウドストレージ容量は5GBまでです。(出典:Microsoft ストレージのしくみ)
ファイルと写真、 Outlook.com の添付ファイルなどをあわせて容量にカウントされます。
OneDriveの最大の特徴は、クラウドストレージがMicrosoft Office製品の年間サブスクリプションサービスの付属サービスとして提供されることです。
Microsoft 365 Personalでは、月額1,284円払えば Word/Excel/PowerPoint/Teams/OutlookなどのOffice製品が利用でき、かつ1TBのクラウドストレージが利用できます。
この月額 1,284円を1TBのクラウドストレージの料金としてだけ考えると、iCloud, Google Oneの2TBで1,300円と比べて割高になります。
しかし、Office製品のサブスクリプションの付属サービスとして考えると非常にお得です。
Dropbox
Dropboxは、巨大ITプラットフォーマーとは別の独立系クラウドストレージの老舗です。
無料ストレージ容量は 2GBとあまり多くはありません。
料金体系は、こちらにある通りです。年間プランにすることで20%程度料金が安くなります。
月額プラン
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年間プラン
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Amazon Photos
Amazonが提供するクラウドストレージは、ITプラットフォーマーの中では主流ではありません。
もともと提供していたAmazon Driveは、2023年12月31日で終了予定となっています。写真やビデオは引き続きAmazon Photosにアップロード可能です。
料金体系は、以下のようになっています。
100GB/1TB/2TBについては、月額プランの他に年間プランもあり、料金が割安になっています。
3TB以上のプランもありますが、年間契約のみです。
保存できるのが、写真と動画のみであり、iCloud,Google One, OneDriveに比べるとストレージ容量単価が割高なので、あまり利用者はいないように思います。