超小型パワーアンプ CLASSIC PRO DCP30 miniがめっちゃ良かった件

DCP30 mini 話題の製品・サービス
10年以上前に購入したONKYOのミニコンポ X-T2CR の本体が壊れ、パッシブスピーカーのみ残りました。スピーカーの音がよかったので、捨てずになんとか活用したいとおもいました。小型のアンプ CLASSIC PROの DCP30を購入し、利用した感想です。
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ONKYOのミニコンポ X-T2CR

10数年前に購入したONKYOのミニコンポ X-T2CRの本体がついにお亡くなりになりました。電源をONにしても、液晶部分にエラーメッセージが表示され続け、パソコンなどの外部入力からの音をスピーカーに出せなくなったのです。
ONKYO ミニアンプ X-T2CR
このミニコンポが発売されたのは、2009年4月17日。(リリース記事
価格.comの口コミをみると、発売直後は4万円、その後は2-3万円前後で売られていたようです。(価格.comのレビュー
もう 15年以上前の製品ですが、いまだにメルカリでは 5,000円前後で取引されているようです。
X-T2CRのメルカリでの販売状況
私はオーディオ製品に詳しくありませんが、オーディオマニアに受けるコスパの良い製品だったのかもしれません。
iPod接続用のドックは、とうの昔に破棄し、今回、コンポ本体が使えなくなりました。
本体には、CD再生とFM/AMラジオがついていたのですが、Spotifyのようなストリーミング再生が全盛の時代に使うことはありません。本音をいえば、Macパソコンで再生した音楽をスピーカーで鳴らす機能だけ必要だったのです。ミニコンポ X-T2CRの、スピーカーを除く本体部分のサイズは 幅300x 高さ203x奥行き215mm。かなりかさばるものだったので、置き場所に苦労していました。
今回、本体がなくなったのをきっかけに、オーディオまわりの機器構成を見直す良い機会になりました。

残ったスピーカーの性能は?

残ったのは パッシブスピーカー 2つです。この2つのスピーカーですが、1つが幅128 x 高さ243 x 奥行き217 mmとなかなかかさばるものです。このスピーカーは音が良かったので捨てるのはもったいない。
「スピーカーは大きいほど迫力がある」と昔聞いたような気もします。(もちろん、中の部品の性能にも依存すると思いますが。「大きいスピーカーは、良い部品を使っていることが多い」から結果的には真実かもしれません。)
オーディオの専門知識がないので、用語の意味はわかりませんが、発売当時のニュース記事の表現をみるとなんだか良さそうです。
スピーカーユニットには高級振動板「A-OMFコーン」を採用。トゥイーターには、50kHzまで再生可能なバランスドーム型を採用した。
ウーファの振動板には、単品スピーカーにも採用されている独自の8cm径A-OMFコーンを搭載している。ツイータは50kHzまで対応するという2cm径バランスドーム型で、コンパクトスピーカーとは思えない高域再生能力を獲得したとしている。
パソコンで再生した音楽を、ぜひ、またこのスピーカーで聞けるようにしたいものです。そこで、パッシブスピーカーを鳴らす機能だけに特化した、小型のパワーアンプを探すことにしました。

超小型パワーアンプ CLASSIC PRO DCP30 mini

ネットで「小型 アンプ」で検索すると様々な機器が出てきます。Amazonで探すと、中華系メーカーの安価なアンプか、Pioneer、ONKYO、マランツなどの高級アンプがほとんどを占めます。
いろいろ探した結果、サウンドハウスという日本の中小企業が販売している小型パワーアンプ「CLASSIC PRO DCP30 mini」を購入しました。
小型アンプ DCP30 mini
今回、「CLASSIC PRO DCP30 mini」に決めた理由は、以下の4つです。
  • スピーカーと裸線接続できる
  • 日本のメーカーである
  • サイズが極めて小さい
  • 値段が手頃

以下に具体的にみていきましょう。

スピーカーと裸線接続できる

スピーカーとアンプをつなぐスピーカーケーブルの端子の形状には様々なものがあります。

裸線接続 バナナプラグ Yラグ端子
裸線接続 バナナプラグ Yラグ端子
(出典:ハイファイ堂 「背面のスピーカー端子」)
ONKYOのミニコンポ X-T2CRのパッシブスピーカーの背面は、裸線接続用の端子しかなかったため、アンプ本体側も裸線接続端子のものを選びました。(あとで気づいたのですが、RCA端子から裸線に変換するケーブルもあるようです;汗)

日本のメーカーである

IT機器は中華系メーカーが台頭していますが、オーディオ機器は、かつて日本のメーカーの独壇場だったところ。品質の観点から、できれば日本のメーカーのものを買いたいところです。
サウンドハウスは、業務用音響機器、楽器の輸入・販売をする会社ですが、個人向けにも各種オーディオ機器を販売しています。
サウンドハウスのパワーアンプ
今回選んだ「DCP30 mini」は、同社が提供している小型パワーアンプの中でも人気が高い製品です。

サイズが極めて小さい

DCP30 mini」の本体サイズは、突起部を含めて 135mm(W)×30mm(H)×78mm(D)。

電源アダプターが、大きいのが玉にキズですが、コードが長いので本体とは離れた目立たないところに置いておけば問題ありません。

値段が手頃

小型アンプは、Amazonで調べると 中華系メーカーの 4,000円程度のものから、高機能のものは1万円代のものまであります。「CLASSIC PRO DCP30 mini」は、6,580円。日本製であることの信頼性を考えると妥当な金額と思います。

実際に使った感想は?

さて、実際に使ってみた感想ですが、「まったく問題なし」です。

素人の耳では、以前の「ONKYO ミニコンポ X-T2CR」で聞いていたときとまったく同じレベルで音楽が再生できています。クラシックやジャズなどを聞くと、安価なBluetoothスピーカーで聴いていたときと格段の違いが感じられます。