エールフランス ビジネスクラス パリ発ー羽田着便 2025年2月

エールフランス フランス・海外旅行

エールフランスのパリー羽田間でビジネスクラスに乗る機会がありました。機内設備、アメニティ、ドリンク、食事などのサービス内容を紹介します。

スポンサーリンク

エールフランスについて

2024年世界のベスト航空会社ランキングで9位となっているエールフランスですが(出典: Business Insider)、私の中でエールフランスのイメージはとてもよいです。

フランスにいくのは今回が4回目、エールフランスに乗るのは今回が3回目。はじめてエールフランスに乗り、離陸前に機内で放送されるSafety Instructionのビデオを見たときに、「こんなところにもエスプリとおしゃれに気を配っているのか」と感動した記憶があります。

Safety Instructions - Air France エールフランスのSafety Instructionのビデオ。これを見ただけで、またフランスに行きたくなります。

さて、今回、運良くアップグレードでビジネスクラスに乗る機会を得ました。

エールフランスのビジネスクラスがどのようなサービスか、みていきましょう。

エールフランスのビジネスクラス

機内設備

座席上の収納棚は、他の乗客とシェアすることなく、1人で棚1つまるまる使えます。とは言っても、座席下にも手荷物をおける十分な広さがあるので、なかはガラ空きなのですが。

座席上の収納棚

座席周り

同乗者と共に中央通路の隣り合う2席を確保した場合、中央の仕切り板は取り外してくれます。
肘掛けの上、赤い縦線が入ったところは、30 x 20 cm程度の収納ケースとなっており、開くとヘッドホンが入っており、スマホやタブレットなどの小物を収納することができます。

座席

スクリーンやシートの全景については写真が取れませんでしたが、エールフランスの公式サイトの説明では以下のような感じです。

ペアシート ビジネスクラスのペアシート
スクリーン スクリーン(実際には国際線では画面はもっと大きい)
フルフラットのシート フルフラットのシート

一番良いと思ったのはフルフラットになるシートです。ビジネスクラスでも座席が180°フルフラットにならない航空会社もありますが、エールフランスでは完全フラットです。パリ発ー羽田着便のフライト時間は13時間弱ですが、真横に寝られることでまったく疲れを感じませんでした。

アメニティ

スリッパは、エコノミークラスのものに比べて上質なさわり心地です。

スリッパ

アメニティキットには、アイマスク、ボールペン、歯磨き粉、歯ブラシと耳栓(写真には写っていません)の他に、CLARINSのBeauty Flash BalmとNormal to conbination skinが入っています。ポーチは質感もよく、そのまま別の旅行でも使えそうな感じです。

アメニティキット

 

ドリンク

フランスといえばワイン王国。エールフランスのビジネスクラスともなれば、当然ワインのセレクションにも期待がかかります。今回用意されていたのは、シャンパン 1種、白ワイン 2種、赤ワイン 2種でした。

ワインメニュー ワインメニュー
シャンパン Brut Theinot
白ワイン Chateau de Villemajou 2022 Gerard Bertrand
白ワイン Chablis Vieilles Vignes 2022 Jean-marc Brocard
赤ワイン Saint-Julien 2018 Pavillon de Leoville Poyferre
赤ワイン Occultum Lapidem 2020 Bila-Haut M.Chapoutier

ワインのセレクトはVivinoで調べてみるとどれもスコア3.9以上で、さすがエールフランスと思いました。私は前菜にシャンパンを、メインの豚肩肉には Saint-Julienの赤ワインを合わせました。

夕食

エールフランスといえば機内食にも当然フランス料理を期待することでしょう。

パリ発便の機内食は、ミシュラン三つ星レストラン Gabnelのシェフ Jaerome Banctel氏によって監修され、フランスの食材を使った料理が提供されていました。

3つ星シェフ

具体的な内容は以下の通りです。

メニュー アミューズブーシュ
夕食のメニュー
前菜 メインディッシュ(豚肩肉のロース、じゃがいものピュレ、たまねぎのコンポート)
メインディッシュ

前菜の見栄えはさすがフランス料理といえます。意外だったのは、ビネガーソースをかけて食べる左上の葉っぱが異常においしかったことです。

メインディッシュ(豚肩肉)は、一見見栄えがあまりよろしくありませんが味は確かです。赤ワインによく合います。

チーズ デザート(チョコレートアイス)
チーズ

チーズを3種類も出してくるのはワイン好きにはうれしい限りです。
デザートは3種類から選べたのですが、ケーキを食べる気分ではなかったのでシンプルにアイスにしました。(ケーキは 2023年世界最優秀パティシエのNina Metayerさんが監修したものだそうです)

朝食

朝食は2種類から選べますが、私はモッツアレラチーズ入りスクランブルエッグを選びました。パンはバゲット、クロワッサンを含めて5種類から好きなだけ選べます。またヨーグルトに何か入れたい人は、小瓶のはちみつ、ジャム(ストロベリー、アプリコット)を頼めば出してくれます。

メニュー 朝食
朝食のメニュー 朝食

エールフランスのビジネスクラス、その価値は?

以上のように、エールフランスのビジネスクラスの機内設備や食事は、申し分ないものでした。

しかし、これはエールフランスに限った話ではありませんが、通常 60万円〜繁忙期には100万円するビジネスクラスを 13〜15時間のフライトのために最初から自費で選ぶかと言われると微妙なところです。

もちろん、空の旅行の体験は、飛行中だけでなく、空港に着く前、空港に着いてからも含まれます。

そのプレミアムな体験の1つが航空会社のラウンジ利用です。ビジネスクラスだと当然、エールフランスのラウンジが利用できますし、シャルル・ド・ゴール空港のエールフランスのラウンジもなかなか良いものでした。

エールフランスのラウンジ エールフランスのラウンジ

しかし、ラウンジ利用だけでしたら、実はSkyTeamのElite Plus会員であれば、ビジネスクラスでないエコノミーチケットでも利用できます。

帰りの便は、幸運にも格安でアップグレードできたためビジネスクラスを利用させてもらいましたが、エールフランスであればPremium Cabinでも十分フライトを楽しめると思います。値段もビジネスの約半分ですし。

ビジネスクラスは「運良く空きがあり、割安でアップグレードできたときに楽しむもの」なのかもしれません。

ちなみに、長い期間マイレージを辛抱して貯めなくても、3万円払えばSkyTeamのElite Plus会員にすぐなれる裏技があります。Elite Plus会員になれば、エコノミークラスのチケットでも、エールフランスやデルタ航空などSkyTeamの航空会社のラウンジが利用できます。

参考記事)ラウンジ利用が可能!実際に試してみたデルタ・アメックス・ゴールドカードのメリットは?