Mac mini M2 ProユーザーはMac mini M4に買い替えるべき?

Mac活用
2024年11月にMac mini M4が発売開始されました。このパソコンのスペックは、Mac mini M2 Proを購入していた人からすると、「それはないぜ!Appleさん」と言いたくなります。Mac mini M2 Proユーザーは、Mac mini M4に買い替えるべきかどうか、改めて調べてみました。
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我が家のMac mini利用履歴

私が、小型デスクトップパソコン “Mac mini” の魅力に気づいて使い始めたのは 2021年8月。
コロナ禍で自粛モードがまだ強かった当時、23.8インチモニターやモニターアーム、高級キーボードやマイクを揃えて、在宅勤務の環境を整えつつありました。そのため、小型で場所をとらず、性能の高いパソコン “Mac mini” は、MacBook Airを使っていた私にとって願ってもないIT機器でした。
その2年後の2023年8月には、Mac mini M2 Pro(16GB, 512GB)に乗り換えました。
M2 Proにこだわった理由は、トリプルディスプレイにしたかったからです。
ご存知の方もいると思いますが、M2チップは、外付けディスプレイを2台までしか使えません。
MacBookでもMac miniでもそうですが、Appleのパソコンは 廉価版の場合、外付けディスプレイが2台しか繋げません。そのことが Windowsパソコンに比べて、Macパソコンが見劣りする最大のポイントでした。
私は、どうしてもモニター3台の環境でトレードしたかったので、M2 Proチップのパソコンが必要でした。大きな出費となりましたが、学生教職員割引を使い、Mac mini M2 Proを170,800円で購入しました。(Mac mini M1 2020が 45,000円で売れたので実質負担額は、125,800円です)
さて、それから1年3ヶ月が経ち、衝撃の Mac mini M4が登場しました。

廉価版でもトリプルディスプレイが可能なMac mini M4

2023年1月に発売開始された Mac mini M2。それから1年10ヶ月後の2024年11月に Mac mini M4が発売されました。
Mac mini M2 Proのユーザーである私にとって一番の衝撃だったのは、これまで廉価版のMac miniでは実現できなかったトリプルディスプレイが、 Mac mini M4で実現できていることでした。
トリプルディスプレイにしたくて、高いお金を払ってMac mini M2 Proを買ったのに、その1年3ヶ月後に、もっと安い金額でトリプルディスプレイができるとは!
IT機器は、1、2年で買い替えサイクルが来るとはいえ、自分の見通しが甘かったことを後悔するとともに、Appleに対して「それはないよ!」と恨み言の1つも言いたくなります。
ちなみに、Mac mini M4と、Mac mini M2 Proの大きさを比較すると以下のようになります。
Mac mini M4とMac mini M2の大きさ比較
幅と奥行きは、Mac mini M2が、19.7cmもあったのに対して、Mac mini M4は、なんと12.7cmと1/3以下となっています。ただし、高さは Mac mini M2が 3.58cmだったのに対して Mac mini M4は、5.0cmと分厚くなっています。
肝心の性能比較のほうは、以下のようになっています。
機種 Mac mini M4 Mac mini M2 Pro
発売 2024/11/8 2023/1/17
チップ Apple M4 Apple M2 Pro
CPU 10コア 10コア
GPU 10コア 16コア
CPU Mark 24,368 21,804
メモリ 16GB 16GB
ストレージ 512GB 512GB
定価 124,800円 184,800円
学生価格 109,800円 170,800円
外部モニター接続 Thunderbolt x2 (6K, 60Hz)に加え、Thunderbolt (5K 60Hz) もしくは HDMI (4K 60Hz)の合計 3ディスプレイ Thunderbolt x2 (6K, 60Hz)に加え、HDMI (4K 60Hz)の合計 3ディスプレイ
Mac mini M4には、ストレージが 256GBのものもありますが、条件を同じにするため 512GBの機種と比較しています。パソコンに行わせる動作によって、CPUとGPUの性能がどのくらい影響するかが変わるので一概に比較はできませんが、スペックだけみると、「性能がほぼ同等か、やや上の機種が、1年10ヶ月前の2/3の価格で発売された」と取らえることもできます。

Mac mini M2 Proユーザーは、Mac mini M4に買い替えるべきか?

Mac mini M2 Proユーザーにとって悩ましいのは、Mac mini M4に買い替えるべきか、否かです。
2024年12月現在、AppleによるMac mini M2 Pro (メモリ16GB, ストレージ512GB)の下取り価格は、44,000円にしかなりません。
1年半前に18万円近い値段で購入したパソコンに対して、これはさすがにひどすぎる値付けです。
そこで、頼みの綱のメルカリですが、Mac mini M4の発売と同時に、Mac mini M2 Proの価格が大幅に下がってしまったようです。
Mac mini M2 Pro (メモリ16GB, ストレージ 512GB)の場合、M4発売前には 15万円前後で取引されていたのに対して、M4発売後は、10万円程度で取引されています。Mac mini M4の発売後に、Mac mini M2 Proの下取り価格が一気に 5万円も下がったことになります。
Mac mini M4 (メモリ16GB, ストレージ 512GB)の価格は、124,8000円。
仮に Mac mini M2 Proが 10万円で売れたとして、Mac mini M4の購入価格との差額負担は 24,800円。
現時点では、サイズが小さくなったこと以外、性能上の差が不明なのと、現機種でまったく不便がないので、買い替えはいったん見送りです。
Apple Intelligenceが本格的に提供されるようになってくると、M4チップとそれ以外との違いが見えてくるかもしれませんが、それまでは急いで買い替えないほうがいいという判断です。
一応、Mac mini M2 ProもApple Intelligenceに対応しています。
Apple Intelligence対応機種
もっとも、時間が経つとMac mini M2 Proの下取り価格も下がっていくので、買い替えの負担金額は増していきますが・・・

Apple Intelligenceの情報については、以下のような記事があります。

「Apple Intelligence」日本ではいつから?対応機種は–気になるポイントを解説 (CNET Japan)

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