このたび、NURO光 2ギガから、他社の10ギガ光回線に乗り換えることにしました。その決断に至った経緯と乗り換え先の選び方について語ります。
NURO光に不信感が募り、乗り換えを決断
我が家でNURO光 G2Vを導入したのは2021年1月。
その前に契約していたフレッツ光は、通信速度が100Mbps程度、日中の通信途絶も頻発し、回線品質が劣悪となっていたための決断です。それに比べて、NURO光では最大で800Mbps近い安定した通信が提供され、驚きと感動したのを覚えています。
あれからすでに 2年9ヶ月が経過しました。2年契約なので一回目の更新がされ、 割引キャンペーンも終わっているので 月額5,217円、NURO光 でんわ 550円と 番号表示サービス 440円 を含めると毎月6,207円を支払っています。
いまでもNURO光は、Buffaloのルーターを間にいれて Wi-Fi 6通信で 600 Mbps以上の通信速度がでているので、普通に利用する分には全く問題がありません。
測定条件
光回線: NURO光 2ギガ |
注)設定の仕方はこちらの記事を参照
NURO光の性能を引き出し800Mbpsを手に入れる!バッファローWi-Fi 6ルーターの選び方
しかし最近 気がかりなことがありました。
平日の日中に 通信が途絶することが何回かあったのです。しかも 事前の工事予告や障害報告は何もありません。このようなことは、去年までは体験したことありませんでした。
NURO光は、最近盛んに広告を出してユーザーが増えつつあるので、光回線の増強をしなければ、今後通信速度は低下する懸念があります。これは ある一定の回線を多数のユーザーで共有する ベストエフォート形式の通信ではやむをえないことです。かつてのNTTフレッツ光がそうでした。
そんな利用者の不安を察知してか、 今年の7月12日に NURO光は 10ギガ 光回線への 無料アップグレードという アナウンスをしました。
NURO光 2ギガ(3年契約/2年契約/契約期間なし) または G2/G2T/G2D/G2N/G2V/TW プランのご利用期間が13ヶ月目以上の利用者が無料で10ギガ光回線へアップグレード可能になるというものです。10ギガプランは、 3年契約で月額基本料金5700円、 もしくは 契約期間なしで月額基本料金8300円 の2種類しかありません。しかし、月額5200円に500円プラスするだけで10ギガ光回線を使えるのはかなり魅力的です。
いつアップグレードができるのか とても楽しみにしていました。
しかしあれから4ヶ月経ちますが、 わたくしの住んでいる地域はいっこうに10ギガ回線の対象になりません。
10ギガ回線へのアップグレード予定について、NURO光のサポート窓口にメールやチャットで問い合わせをしましたが無視されました。
回線増強の目処も経っていないのに、 ユーザーをつなぎ止めるために見切り発車で将来のサービスをアナウンスするという姿勢はどうなのでしょうか?企業のあり方としてかなり不信感を持ちました。
この2つが今回、NURO光からの他社への乗り換えを検討しはじめた理由です。
NTTフレッツ光だけでほぼ独占されていた光回線市場で、手軽な価格で高速光回線を一般利用者に提供してきたNURO光の功績は多大なものです。
2年10ヶ月の付き合いに感謝しつつ、NURO光には しばしお別れをしたいと思います。
問題はどこに乗り換えるか?
さて、問題はどの光回線に乗り換えるかです。
これまで主流だった 1ギガ(G bps)以上の通信速度をもつ代表的な光回線は、NURO光以外は2社あります。
NTTが提供している「フレッツ光クロス」と auが提供する 「auひかり 10ギガ・5ギガ」です。
自宅はどちらの光回線でも提供地域になっていることは事前に確認がとれています。
フレッツ光クロス | |
auひかり 10ギガ |
また、フレッツ光クロスでも2023年6月から「ひかり電話」が提供されはじめたことにより、乗り換えの障壁もなくなりました。
光回線の主戦場はいよいよ10Gbpsへ。フレッツ光 クロスのひかり電話対応でNURO光はどう迎え撃つ?
あとはプロバイダー含めた月額料金がどのくらいになるかです。
以前フレッツ光を契約していたときに、つかってもいないプロバイダーOCNに2,000円近い月額料金を払っていることがわかり、後悔した記憶があります。
プロバイダー料金とあわせた月額料金が 2年間の平均で NURO光 10ギガの月額料金 5,700円を下回れば乗り換え成功です。
さて、割引キャンペーンをふくめて、そんな光回線はあるのでしょうか?
次の記事で検討の結果をお知らせします。