7,8,9月と続いた地獄のような猛暑が10月に入って収まり、 過ごしやすい季節になりました。夏・冬のエアコン需要の狭間のこの時期は、エアコンのお買い得な時期とも言われています。これからエアコンを購入する人向けに、ダイキンのエアコンのおすすめについて調べてみました。
ダイキンのエアコンの特徴
シリーズ別の特徴と価格目安
ダイキンのエアコン:主な機能
ダイキンのエアコン:おすすめ機種は?
ダイキンのエアコンの特徴
空調分野での売上高が世界No.1を誇るダイキン。家庭用エアコンでは、パナソニックや三菱電機と国内シェアを争っていましたが、日本国内でもシェア首位を獲得したようです。
ダイキン、家庭用エアコンで国内シェア首位奪還 パナソニック抜き18・7% (2021/5/11 産経新聞)
空気清浄機でも利用している「ストリーマ技術」や、内部クリーン機能、フィルター自動清掃機能などを駆使して、高付加価値のエアコンを製造・販売しています。
参考)ダイキンの空気清浄機 空気清浄能力だけに注目した機種別比較とおすすめ機種は?
シリーズ別の特徴と価格目安
2023年発売のダイキンのエアコンでは、以下の8種類のシリーズを展開しています。(一覧)
下記表において、左のRシリーズが最上位機種、右にいくほど廉価版の機種で、一番右のEシリーズが最もお求めやすい価格となっています。
ただ、この一覧にある簡単な説明文や、ダイキンのホームページに掲載されている詳細な機能比較表をみても、どの機種のどんなところが良いのかわかりにくいと思います。
そこで、別の観点から比較するために、価格.comの情報を参考にしてみます。それぞれ機種のおおよその価格と人気度を価格.comに掲載されている情報からまとめたものが以下になります。価格は工事費を除いた6畳用エアコンの本体のみの価格です。部屋の広さが広くなれば比例して値段は高くなります。人気度ランキングはダイキンの機種だけでなく、国内で販売されている全メーカーのエアコンの機種と比較した順位です。(2023/10/13時点)
6畳用の参考価格(税込:円) | 価格.com内の人気順位 | 代表的な製品型番(6畳用)と価格.com内のリンク | |
Eシリーズ | 38,700 | 1 | AN223AES-W |
Cシリーズ | 65,800 | 25 | AN223ACS-W |
Fシリーズ | 79,090 | 91 | AN223AFS-W |
Vシリーズ | 92,799 | 475 | S223ATVS-W |
Mシリーズ | 106,800 | 165 | AN223AMS-W |
Aシリーズ | 109,000 | 258 | AN223AAS-W |
Sシリーズ | 112,799 | 1116 | S223ATSS |
Rシリーズ | 117,800 | 25 | AN223ARS-W |
価格の差は、装備している機能の違いに由来します。
ちなみに2023年発売のダイキンのエアコンの型番のネーミングルールは以下のようになっています。
ANの後ろの数字が部屋の広さに応じた冷房目安のkW数による記号、型番の末尾Sの前のアルファベットがE, Cなどのシリーズの記号になっています。
各シリーズと代表的な機能との対応表を簡単にまとめると以下のようになります。
シリーズ | 水内部クリーン | フィルター自動お掃除 | さらら除湿 | プレミアム冷房 | AI快適自動運転 | うるる加湿 | 換気 |
E | ◎ | ||||||
C | ◎ | ◎ | |||||
F | ◎ | ◎ | ◯(ハイブリッド) | ◎ | ◯ | ||
VX | ◎ | ◯(給気換気のみ) | |||||
M | ◎ | ◎ | ◯(ハイブリッド) | ◎ | ◯ | ◎ | ◯(給気換気のみ) |
A | ◎ | ◎ | ◎(リニアハイブリッド) | ◎ | ◎ | ||
SX | ◎ | ◯ | ◎ | ◯ | |||
R | ◎ | ◎ | ◎(リニアハイブリッド) | ◎ | ◎ | ◎ | ◎(排気・給気換気) |
まず、ダイキンのエアコンがもつ代表的な空調機能がどのようなものか解説したあと、おすすめの機種について紹介します。
ダイキンのエアコン:主な機能
ダイキンの家庭用エアコンには、世界首位の空調機器メーカーであるダイキンの様々な技術が組み込まれています。主な機能について説明します。
- 水内部クリーン
- フィルター自動お掃除
- さらら除湿
- プレミアム冷房
- AI快適自動運転
- 給気換気・排気換気
内部クリーン(全機種共通)
「内部クリーン」機能は、ダイキンのエアコンのすべての機種に搭載されている基本機能です。
結露水を利用して熱交換器を洗浄する「水内部クリーン」と、ストリーマ照射と送風・暖房で乾燥を行いエアコン内部のカビやニオイの原因菌を抑制する「ストリーマ内部クリーン」機能があります。
フィルター自動お掃除(Cシリーズ以上)
「フィルター自動お掃除」は、Cシリーズ以上の機種に搭載されている機能です。エアコンの運転終了後に自動的にフィルターをブラッシングし、ホコリなどによる目詰まりを抑える機能です。昔の安価なエアコンでは、フィルターを外して水洗いや掃除機でホコリを吸い取ることもありましたが、この機能があれば、ダストボックスに溜まったホコリを年1回捨てるだけで済みます。
さらら除湿
「さらら除湿」は、寒くなりにくい除湿を可能にします。「さらら除湿」にも3つの種類があります。Rシリーズ、Aシリーズには、最新の「リニアハイブリッド方式」のさらら除湿が、MシリーズとFシリーズには1世代前の「ハイブリッド方式」のさらら除湿が、Mシリーズには、昔の「さらら除湿」が搭載されています。
プレミアム冷房
「プレミアム冷房」は、しつどをコントロールする「デシクル制御」と温度をコントロールする「ピット制御」により、設定温度に達した後も蒸し暑さを感じにくい、冷房運転を可能にします。
AI快適自動運転
「AI快適自動運転」は、利用状況のデータをもとに好みの運転を記憶し、快適な自動運転を行うものです。センシングで室内の床・壁の温度(輻射熱)を検知・推測し、エアコンが記憶した過去の運転内容(好みの運転)も参考にしながら自動運転。除湿コントロールも含めて、空間全体が肌寒さや暑さを感じにくい快適運転を行います。
給気換気・排気換気
ダイキンの換気機能には、給気換気と排気換気があります。
VXシリーズ、Mシリーズには、給気換気機能のみ搭載されています。通常エアコンは、室内の空気を取り込んで、冷却もしくは加熱して室内に戻しますが、給気換気では、外の新鮮な空気も取り入れつつ、冷却もしくは加熱して室内に放出します。
一方、最上位機種のRシリーズのみに搭載されている「排気換気」機能は、室内の熱気や湿気、ニオイなどを室外に放出することに重きをおいています。
ダイキンのエアコン:おすすめ機種は?
価格.comに掲載されている参考価格と人気ランキング、ダイキンのエアコンがもつ様々な機能を比較して、おすすめ機種を順番に挙げていきます。
Eシリーズ
ダイキンのEシリーズは、必要最小限の機能が詰め込まれた廉価版のエアコンです。価格.comのエアコン人気ランキングでは堂々の1位。(2023/10/13現在)
本体だけの価格であれば、40,000円前後で購入できる店もあります。「フィルター自動お掃除」や「AI快適自動運転」「さらら除湿」などの付加機能はついていませんが、「とにかく部屋を冷やす・温めるだけでいい」という人にはおすすめです。本体サイズも奥行233mmと非常にコンパクトになっています。
幅 770mm
高さ 285mm 奥行 233mm |
Cシリーズ
ダイキンのCシリーズは、Eシリーズがもつ基本機能に、自動お掃除機能を追加した機種であり、価格も同じ広さ用の機種であれば、Eシリーズに次ぐ安さになっています。Eシリーズに比べて、横幅と奥行が数センチ大きくなりますが、高さは3.5cm小さくなります。
幅 798mm
高さ 250mm 奥行 265mm |
Rシリーズ
ダイキンのRシリーズは、すべての機能が搭載された家庭用エアコンの最上位機種です。価格も最も高くなりますが、広いリビングでハイパワーで一気に冷却したい場合、台所が近い、あるいは人が大勢集まることが多いためニオイをすばやく除去したい場合など、利用頻度が多く、様々な機能や、冷暖房のパワーが要求される場合にはオススメの機種です。1点注意点は、多機能な分、内部の機械が大きくなり本体の奥行が370mmと、他のシリーズに比べて10cmほど厚くなっています。広い部屋であればあまり気にならないかもしれませんが、昔の厚さが薄いエアコンを見慣れていると、分厚いと感じるかもしれません。
幅 798mm
高さ 295mm 奥行 370mm |
Fシリーズ
ダイキンのFシリーズは、Cシリーズの機能に加えて、「プレミアム冷房」「(ハイブリッド)さらら除湿」「AI快適自動運転」などの機能を付けた中堅機種です。価格.comでも人気ランキング 91位、6畳用の本体価格も 8万円弱と手の届きやすい価格となっており、ダイキンのもつ最新機能で室内の空気を最適に保ちたい人にオススメです。
幅 798mm
高さ 295mm 奥行 272mm |
ちなみに我が家では、2022年モデルのFシリーズ AN22ZFS-W(6畳用)を寝室でつかっています。真夏の夜、エアコンをつけっぱなしで寝ても、冷えすぎず、そこそこ快適な温度に保ってくれているようです。
Mシリーズ
ダイキンのMシリーズは、さらら除湿(ハイブリッド)、プレミアム冷房、AI快適自動運転などの空調機能に、冬場向けの無給水加湿機能(うるる加湿)を搭載した上位機種です。本体もコンパクト・スリムを保っていますが、多機能である分、最上位機種に近い価格となっています。
幅 798mm
高さ 295mm 奥行 272mm |
Aシリーズ
ダイキンのAシリーズは、最上位のRシリーズに次ぐ高機能機種で、リニアハイブリッド方式のさらら除湿、プレミアム冷房、AI快適自動運転など、最新の空調機能が含まれています。Rシリーズから「排気・給気換気」機能だけを取り除いた機種と考えるとイメージが湧きやすいと思います。
多機能な分、Rシリーズと同様に本体の奥行が370mmと厚手であることには注意が必要です。
幅 798mm
高さ 295mm 奥行 370mm |
ちなみに我が家では、2022年モデルのAシリーズ AN56ZAP-W(18畳用)をリビングでつかっています。真夏の夜、タイマー運転を入れ忘れて帰宅したときに、ムッとする広い部屋を短時間で一気に冷やしてくれるハイパワーは非常に重宝しています。