2023年6月26日をもってOCNモバイルONEの新規受付が終了し、合併先のNTTドコモのサービスに一本化されることになりました。OCNモバイルONE終了後、これから格安SIMを探す人へのおすすめを紹介します。
OCNモバイルONEとは
6/20にOCNモバイルONEの新規申込終了が発表されました。
既存の顧客にはサービスが提供されますが、6月27日以降は新規に契約ができなくなります。
OCNモバイルONEは、通信品質、月間3GB以下の低容量から、5〜10GBの中容量までサポートできる合理的な価格体系で 私の中ではおすすめNo.1の格安SIMだったのですが、非常に残念です。今年5月に別の格安SIMからOCNモバイルONEにふたたび乗り換えようとしましたが、自動契約がうまくできませんでした。今年1月末にいったん解約したため、審査で機械的にふるいにかけられ落とされているのかとおもいました。もしかすると、本発表の影響があったのかもしれません。
価格とデータ容量だけで選ぶと失敗します|意外と難しい!月5GB〜10GB使える格安SIMの選び方
NTTドコモの新サービス
NTTレゾナントと合併し、 OCNモバイルONEを廃止したNTTドコモですが 、ahamo以外のユーザーをカバーする新しいサービスを7/1から提供開始します。
「eximo」「irumo」と呼ばれるこれらサービスは、基本的には格安SIMユーザーにとっては魅力的なものではなく、検討の対象になることはないでしょう。OCNモバイルONEを検討していた人には事実上”改悪”です。
「eximo」「irumo」の詳細については、各メディアから記事が多数でています。
ドコモが料金プランを刷新 データ無制限の「eximo」、小容量の「irumo」 (ITmedia)
「irumo」を例にとると、一見 3GB月額880円など、他の格安SIMに対抗できる料金体系にみえます。しかし、これらの金額は「ドコモ光セット割」などを適用したあとの金額です。割引前で3GBで 2,167円というのは、UQmobileやY!mobileと大差なく、なんのお得感もありません。
既存のドコモユーザーで必要以上に高い月額料金を払っていた人は検討するかもしれませんが、回線縛りなく 良い格安SIMを探している人が「irumo」や「eximo」を選ぶことはありません。
(ただし、大容量をつかう人が「ahamo」を選ぶのはアリです。ahamoは、回線品質が良いので、20GB未満の大容量を使う方にはおすすめです。)
今後の格安SIMのおすすめ
さてそうなると、格安SIM選びがかなり難しくなります。8回線を試した私なりのおすすめを場合別に紹介します。
ソフトバンク回線(3GB未満)
月間3GB以下でおすすめのSoftBank回線は、ズバリ「LINEMO」です。
月額料金 990円で、新規契約、MNP乗り換え後の半年間は 毎月990円がPayPayポイントで還元されますので、半年間は実質無料です。
実質6ヶ月間以上無料の格安SIM|LINEMOと楽天モバイル どちらの値引きキャンペーンがおすすめ?
通信品質も、格安SIMの中ではよいので、月間3GB以下の方であれば 不便は感じないと思います。
au回線(3GB未満)
月間3GB以下でおすすめのau回線は、ズバリ「povo 2.0」です。
詳細は以下の記事にも書きましたが、「基本料金はなし、使った分だけ払う」というのは非常に斬新です。
契約はオンラインだけなので、店舗で対面で契約したい人は利用できませんが、それに支障がない人は十分検討対象になりえます。
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ドコモ回線(3GB未満)
OCNモバイルONE亡き後、ドコモ回線をもつ格安SIMを選ぶのはかなり難しくなると感じています。
私が試したことのある「HISモバイル」「mineo」を除外すると、残るのは以下の2つです。
日本通信SIMは通常、初期申込手数料が3,300円かかりますが、Amazonでスターターパックを購入すると多少安くなります。
IIJmioについては、Amazonでスターターパックを購入すると、初期申込手数料3,300円が無料になります。(SIM発行手数料はかかります)
また、私が過去に試したことがあるドコモ回線の格安SIMについてコメントします。
「HISモバイル」については、価格体系と通話料金の安さはよいのですが、利用する場所によって通信品質に問題がでることがあるので要注意です。
最近人気がある 「mineo」ですが、こちらは混雑時間帯、特に平日昼時の通信速度に要注意です。
私は SoftBank回線で契約したので、ドコモ回線やau回線であれば問題ないのかもしれませんが、QRコード決済ですら遅いときがありました。mineoの注意点は以下にまとめました。
mineoを契約して後悔しないために。事前に知っておきたかった5つのデメリット
中容量回線(3GB以上10GB未満)
5GB〜10GBまでがメインの中容量回線ですが、今回のOCNモバイルONEの廃止により、格安SIM選びが一気に難しくなりました。というのも、以下の記事に書いた通り、中容量データの場合のおすすめ格安SIMは、OCNモバイルONE 一択だったからです。
価格とデータ容量だけで選ぶと失敗します|意外と難しい!月5GB〜10GB使える格安SIMの選び方
中容量回線については、改めて調査した結果を以下の記事にまとめました。