Macでアプリを利用していると、アプリの公式マニュアルに記載されたとおりにできないことに遭遇することがあります。MicrosoftのOutlookもその1つです。Outlook for Macで予定表が共有できないときの対処法について説明します。
Outlookで予定表が共有できない
原因は「新しいOutlook」
Outlook for Macで予定表が共有できないときの対処法
対処方法1:「従来のOutlook」に戻す
対処方法2:「新しいOutlook」で設定する
Outlookで予定表が共有できない
会社の同僚から「Outlookの予定表を公開してほしい」と言われ、慌てて設定を探します。
Microsoftの公式ページ(予定表を共有Outlook for Mac)には以下のように書かれていますが、私のOutlookでは「整理」タブどころか、「共有の予定表を開く」というアイコンすら表示されません。
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私のOutlook for Macの予定表表示
さらにMicrosoftのオンラインマニュアルを読み進めていくと、以下のように書かれています。
注: [共有の予定表を開く] または [予定表のアクセス権] が使用できない場合は、いずれかの設定の変更が必要になることがあります。 手順については、「共有予定表を開Outlook 2016 for Mac」を参照してください。
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しかし、このリンク先を開いてみると「You can’t open a shared calendar in Outlook 2016 for Mac」と書かれています。記事の中身は「Open Shared Calendar(共有の予定表を開く)」がグレーアウトされてクリックできない場合について書かれています。
したがって、この記事に書かれている内容は、そもそも「共有の予定表を開く」が表示されていない、私の症状とは異なるようです。
原因は「新しいOutlook」
OUtlookのメニューをいろいろと調べて続けていると、「ヘルプ」メニューの中に以下の文言を見つけました。
「従来のOutlookに戻す」
Mac用のOutlookでは、「従来モード」と「新しいモード」の2つがあり、私の場合は気づかぬうちに「新しいモード」にしてしまっていたようです。
「従来のOutlook」に戻すと、「共有の予定表を開く」も「予定表のアクセス権」アイコンも無事に表示されました。
Outlook for Macで予定表が共有できないときの対処法
さて、Outlook for Macで予定表が共有できないときの対処法ですが、2つあります。
対処方法1:「従来のOutlook」に戻す
一番簡単な方法です。「ヘルプ」メニューから、「従来のOutlookに戻す」を選択するだけで、Windows用のOutlookに似たルックアンドフィールのOutlookに戻ります。
対処方法2:「新しいOutlook」での設定
なんらかの事情で、「従来のOutlook」に戻したくない人にも、多少面倒ですが方法があります。
Outlookメニューから、「ファイル」–>「フォルダー」–>「アクセス権」を選ぶと「Calendarのプロパティ」でアクセス権を設定できるウィンドウが表示されます。
ここで、左下の「+」ボタンを押して、予定表を共有したい相手(組織全体、特定のチーム、特定の個人)を入力し、権限を付与すればいいのです。