デュアルSIM機能を使うときに2つめの回線を格安SIMで考えている人もいると思います。eSIMに対応している月額1000円以下の格安SIMについて調べてみました。
eSIMが必要になるのはこんなとき
iPhoneでもAndroid端末でも、どのスマホ機種にも nano-SIMカードのスロットが最低1つ用意されています。SIMカードを1枚で運用する場合には、eSIMを使う必要はありません。
eSIMが必要になるのは、スマホのデュアルSIM機能を使い、1台のスマホで 2つのSIMを同時に利用したい場合です。特徴の異なる2つの格安SIMを組み合わせて、格安SIMのいいとこ取りのような裏技を使うときに、デュアルSIM機能は威力を発揮します。
格安SIMへの乗り換えで後悔しない!デュアルSIM機能を使った自分好みの格安SIMの作り方
特に iPhoneの場合は、デュアルSIM機能が、nano-SIMカード x1、eSIM x 1の仕様になっているため、2つ目のSIMカードは 必ずeSIMにする必要があります。
月額1,000円以下の格安SIMの調べ方
eSIMに対応した格安SIMを調べる上で、まずは月額1,000円以下の格安SIMを洗い出す必要があります。
今回は、公平性・網羅性を期すために、価格.comで調べました。
価格.comの「格安SIMカード比較」から、音声通話・電話対応の格安SIMカード(MVNO)比較に入り、月額料金が1,000円以下の12社が今回の調査の対象となります。
音声通話SIMランキングを選び | |
並べ替えで「月額料金が安い順」を選びます |
月額が1,000円以上となる格安SIMにもeSIMに対応しているものがありますが、今回の調査目的が、主回線とは別の副回線の選定なので、月額が1,000円以上となる格安SIMは今回の調査対象から除外しました。
月額1,000円以下の格安SIM eSIM対応状況
さて、月額1,000円以下の格安SIMについて、eSIM対応状況を調べた結果、以下のようになりました。
提供会社
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月額料金
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回線
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eSIM対応
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1 | povo 2.0 | 0円〜 | au | ○ | |
2 | HISモバイル | 290円〜 | docomo | ○ | |
3 | 日本通信SIM | 290円〜 | docomo | ○ | |
4 | エキサイトモバイル | 495円〜 | docomo/au | X | |
5 | OCNモバイルONE | 550円〜 | docomo | X | |
6 | イオンモバイル | 803円〜 | docomo/au | X | |
7 | nuroモバイル | 792円〜 | docomo/au/softbank | X | |
8 | IIJmio | 850円〜 | docomo/au | ○ | |
9 | BIC SIM | 850円〜 | docomo/au | ○ | |
10 | LIBMO | 980円〜 | docomo | X | |
11 | mineo スタンダード | 990円〜 | docomo/au/softbank | ○(注:au回線のみ) | |
12 | LINEMO | 990円〜 | SoftBank | ○ |
月額1,000円以下の格安SIMでeSIMに対応しているのは以下の7社となります。
回線別 eSIM対応の格安SIM一覧
利用しているキャリア回線別に、eSIMに対応した格安SIMを整理すると以下のようになります。
回線 | eSIM対応の月額 1,000円以下の格安SIM |
NTTドコモ | HISモバイル, 日本通信SIM, IIJmio, BIC SIM |
au | povo 2.0 , IIJmio, BIC SIM, mineo |
SoftBank | LINEMO |
MVNO事業者の格安SIMの場合、eSIMに対応していない事業者や、利用しているキャリアの回線によって、対応・未対応がわかれる場合があります。契約前にeSIM対応状況を十分調べることが重要です。
また、eSIM契約後に機種変更をするときは、SIM再発行手数料を取られる場合もあります。近々機種変更を予定している場合は、機種変更してからeSIMを契約する、あるいは、eSIM再発行手数料が無料の格安SIMを選ぶほうがよいでしょう。こちらも十分注意してください。