2021年6月30日をもって、ダイソンテクノロジープラスが提供していたダイソン家電のサブスクがサービス終了となりました。
サービス内容は非常にユーザーフレンドリーでしたので、サービスがなくなって残念に思っている人も多いと思います。最後には サブスクしていた製品のユーザーへの譲渡が行われたので、「契約しておけばよかった」と別の意味で残念がる声も聞かれます。
我が家が契約に至るまでと、終了間際の数ヶ月の体験について書き残しておきます。
物持ちのよい我が家の掃除機は、日立の紙パック式クリーナーCV-PD500、2016年に発売された製品でした。
在宅勤務が長く続き、日中ひとり家で仕事していると、どうしてもホコリが増え、気になります。
しかたなく、この本体2.3kg, ホースやヘッドをいれると 3.9kgもある掃除機をひきずり、持ち歩きながら、 自室、廊下、階段と掃除していくわけですが、本体を持ち上げなければいけない階段の掃除がなかなか重労働。
一日中家にいて、運動不足なんだからそのくらい我慢しろと言われてしまえばそれまでなのですが、もうちょっと手軽にこまめに自室を掃除できるよう、ハンディークリーナーでも買おうかなと思っておりました。
そんなとき、会社の同僚から「ダイソンの扇風機とドライヤーをそれぞれ毎月1,000円くらいでサブスクしています。便利ですよ。物持ちたくないので」と聞き、それなら掃除機もサブスクしてみるかと申し込んだのが 昨年2020年の5月のこと。「物を所有したくない」というのは今どきの考え方だなぁと感心したのを覚えています。
このサービスのよいところは、3年間固定契約ですが、3年間の総支払額が製品を購入したときの料金とあまり変わらないところ。レンタルで利益をあげようとしていないためでしょうか。ユーザーにとっては心理的ハードルが低くなり、試しやすくなります。(初期契約手数料3,300円はかかりますが)
さて、私がレンタルしたのは、Dyson V7 Slim 。音はなかなかうるさいですが、手軽に持ち運べるので掃除が楽にやりやすくなったのは事実です。
それ以来、毎月1,100円でレンタルしておりましたが、2021年の2月から突然月額料金が880円になりました。
日立や東芝などの国産メーカーがダイソンのマネをしてサイクロン式の掃除機を格安で出してきているので実機購入だけでなく、実機vsサブスクの価格競争も厳しくなっているのかなと 嬉しいながらも若干心配しておりましたが、4月26日に突然以下のようなメールが届きます。
このたび、「ダイソン テクノロジープラス」は、諸般の事情により、2021年6月30日をもって、すべてのサービスを終了することを決定いたしました。
2017年のサービス開始以来、ご利用いただきました多くの方々に心から感謝申し上げますとともに、サービスの終了に伴う対応につき、以下の通り案内申し上げます。
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新規プランのお申し込みについて
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新たなプランのお申し込みの受付を終了させていただきます。誠に勝手ながら、本日以降、新たにお申し込みいただくことはできません。
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現在プランご利用中のお客様へ
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● ご利用中の製品について
2021年7月1日付で、ご利用中の製品の所有権をお客様に譲渡させていただきます。
譲渡に伴う特別な手続きならびに追加の料金はございません。製品は、2021年7月1日以降もそのままお使いいただけます。
・ ダイソンが「ダイソン テクノロジープラス」として製品を出荷した2日後の日付を購入日と読み替え、その日から起算して3年間のメーカー保証を適用します。メーカー保証の内容は、取扱説明書記載の保証内容を適用します。
● 月額料金について
6月分の月額料金を最終とし、規定に従い、翌月以降課金いたします。なお、ご利用中の製品の所有権の譲渡に伴う追加の料金はございません。
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「ご利用中の製品の所有権をお客様に譲渡させていただきます。」なんていきなり法律用語っぽい表現で、理解するのに時間がかかりましたが、要は 7/1に現在レンタルしている製品をいただけるということなんですね。サプライズボーナスです。
6月分の支払いで最終とすると、2020/5〜2021/6までの11ヶ月 合計 15,159円で、Dyson V7 Slimを手に入れたことになります。本日(2021/6/4)時点で 32,780円で販売されておりました。
このダイソンのサービス終了後、代わりになるようなレンタルサービスはないのでしょうか?また、ダイソン以外で同じようなサービスを行うメーカーはでないのでしょうか?
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