訳あって5年半前に発売されたAndroid端末を3,000円で購入しました。新品同様の端末が届いたので、ものすごく得した気分になりました。
しかし、いろいろ調べていくと安く売られている理由が見えてきました。その理由とは?
長年iPhoneユーザーの私が、最近 中古のAndroidスマホ「Galaxy Feel SC-04J」を3,000円で購入しました。
「中古スマホ販売サイト にこスマ」というサイトで、3,000円という破格値で販売されていたのです。
本体だけで、付属品は何もついていませんでしたが、どこにも傷一つなく新品同様の商品で非常に得した気分になりました。
購入したきっかけは、Googleアナリティクスのスマホアクセスを除外する方法を探していたこと。Android OSでうごくブラウザ “Speipnir mobile“のExtensions Galleryにある「Googleアナリティクス オプトアウト」を試してみたかったのです。
残念ながらこれは動かなかったのです。(冷静に考えてみれば、誰が作ったかも不明確で、 最終更新日が 2014/4/15のソフトが、動くわけはないのですが)
さて、使い道がなくなったこのAndroid携帯。なんでこんなに安いのか改めて調べてみました。その結果、Android端末とiPhoneの製品の利用期限の違いが見えてきました。
Android端末の利用期限
iPhone端末の利用期限
Android vs. iPhone お買い得な携帯端末は?
Android端末の利用期限
今回購入したGalaxy Feel SC-04Jは、NTT Docomoから2017年6月15日に発売されたサムソン電子の携帯端末です。
NTT Docomoのサポート情報をみると、本体の修理受付可能期間は、2022年6月末で終了予定となっています。
「Galaxy Feel SC-04Jのソフトウェアアップデート情報」をみると、更に驚くべきことが!なんとAndroid OSの更新が、発売3年後の 2020年11月19日を最後に止まっているではないですか!
しかもOSの提供期間が「修理受付終了まで」ということは、2022年6月末までということです。今2月末ですので、あと4ヶ月しかありません。
携帯端末のAndroidバージョンを調べてみると8.0.0です。最新バージョンはAndroid 12になっています。
提供開始時期
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OSバージョン
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最終更新
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2017年10月
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Android 8
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2020年11月19日
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2018年10月
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Android 9
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2019年10月
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Android 10
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2020年11月
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Android 11
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Galaxy Feel SC-04Jについては、Android 8での更新が2020/11月で終わり、それ以降はOSのアップデートがない状態で使い続けなければならないのです。
かれこれ10年近く Android携帯を使っていなかったので「たった3年でOS更新が終わるの?」とちょっと驚いてしまいました。
iPhoneの利用期限
翻って iPhoneの場合はどうでしょうか?
現在提供されているiOS 15では以下の機種をサポートしています。
過去8年半のiPhoneの機種と発売時期は以下のとおりです。
提供開始時期
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iPhone機種
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発売当時のiOSバージョン
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最終iOSバージョン
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2013年9月
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iPhone 5s
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iOS 7 | iOS 12(終了) |
2014年9月
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iPhone 6
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iOS 8
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iOS 12(終了) |
2015年9月
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iPhone 6s
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iOS 9
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iOS 15 (継続)
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2016年9月
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iPhone 7
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iOS 10
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iOS 15 (継続)
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2017年9月
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iPhone 8
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iOS 11
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iOS 15 (継続)
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2018年9月
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iPhone Xs/XR
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iOS 12
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iOS 15 (継続)
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2019年9月
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iPhone 11
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iOS 13
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iOS 15 (継続)
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2020年4月
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iPhone SE (第2世代)
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iOS 13
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iOS 15 (継続)
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2020年10月
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iPhone 12
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iOS 14
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iOS 15 (継続)
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2021年9月
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iPhone 13
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iOS 15
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iOS 15 (継続)
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驚くべきことに6年半前に発売されたiPhone6sですら、最新のiOS 15のサポート対象です。
もちろん、スマホの実質的な利用期限は、OSのサポート期限のみで決まるものではありません。
ハードウェアの修理可能期間ですとか、ハードウェアの性能が最新のOSの必要要件を満たすのか、といった要素も影響します。
しかし、実際に最新OSで利用に耐えうるハードウェア性能があるかどうかは別にして、最新OSが提供されており、ハードウェアの修理対象にもなっているというのは驚くべきことです。
機種発売開始から、たった3年でOSの更新を打ち切らざるをえない Android端末とは大違いです。端末とOSを同一のメーカーが提供できるメリットといえるでしょう。
Android vs. iPhone お買い得なのは?
さて、いろいろ調べていくと長年大事に使うことを前提としたときに、どちらのスマホがお得なのかが見えてきました。
2016年9月に発売された iPhone 7ですが、容量128GBのものが 未だに中古市場で 12,000円前後で売られています。
片や 2017年6月に発売されたGalaxy Feel SC-04Jは、ほぼ新品が3,000円で投げ売りのような状態です。これは、製造メーカーの長期間にわたるサポート提供の手厚さが反映されている価格のように思います。
携帯電話は、回線の契約期間2〜3年で機種変するという人が多いの事実です。
ただ、5年以上の長期にわたってスマホを安心して使いたいという人にとっては、iPhoneに軍配があがるようです。
私などは、いまだに8年半前に発売されたiPhone 5sをSpotify再生専用端末として利用していますので。(笑)
参考:古い家電の活用法〜10年前のミニコンポとiPhone5sでSpotifyを聴く
今回購入した「Galaxy Feel SC-04J」は、家庭内Wi-Fiにつないだ状態で、GoogleアナリティクスのIPアドレスフィルターも無事設定できましたので、ブログをスマホでみたときの表示検証用専用端末として利用する予定です。