NTTドコモ回線の品質劣化がニュースになって半年以上経ちました。期待していたahamoも都心でもつながりにくい場所に度々遭遇します。来年の乗り換えに向けて、月間データ容量10GBで、NTTドコモ回線でない格安SIMを探してみます。
候補となる格安SIM
多くの格安SIMが、昔は回線品質がよかったNTTドコモの回線を利用したMVNO事業者のため、それ以外のauもしくはSoftBank回線を利用した格安SIMでよいものがあまりありません。数少ないものから品質のよさそうなものを探してみます。
NURO Mobile (au回線)
NURO Mobileは、NTTドコモ回線とau回線が選択できます。10GBの月額料金は音声通話付きSIMで1,485円(VLプラン)。
みんそくの格安SIM通信速度ランキングで調べた限りでも回線速度は問題ないようです。
ただし、初期費用は 3,300円(登録事務手数料)+440円(SIMカード準備料)が必要となりますので、注意が必要です。
J:COM MOBILE
J:COM MOBILEもau回線を利用している有力候補です。月額料金も 10GBで1,980円。NURO Mobileよりは 500円高いですが、 ahamoの20GB 2,970円より格安です。毎月20GBも必要ない、10GB以内でOKという人には選択肢の1つでしょう。
J:COM Mobileの良い点は、契約事務手数料が無料であることです。これは乗り換えを考えている人にとってかなり魅力的なポイントです。
IIJmio
IIJmioも有力候補の1つです。IIJmioは、NTTドコモ回線か、au回線しか選択できないため、au回線を選ぶことになります。音声SIMの場合、10ギガプランは月額税込1,500円です。
IIJmioの場合は初期費用に 3,300円+SIMカード発行手数料 446.6円がかかるのがデメリットです。
回線品質がわからない状態で、気軽に試すのは少々ためらわれます。
NTTドコモ回線でない10GB格安SIMのおすすめは?
7ヶ月間以上契約するかどうかで、どれがよいかかわってきます。
契約事務手数料がないJ:COM MOBILE ですが、料金が10GB月額1,980円となり、IIJmioの月額1,500円やNURO Mobileの月額 1,480円より高額です。J:COM MOBILEのほうが毎月480円高くなり、6ヶ月利用すると 2,920円高くなります。こうなると事務契約手数料 3,300円やSIM発行手数料440円が無料でも、3つの格安SIM(NURO mobile, J:COM Mobile, IIJmio) は、7ヶ月目で総額がほぼ同じになります。
7ヶ月以上契約するのであれば、初期費用がかかっても 毎月料金が安い NURO MobileやIIJmioを契約したほうが総額が安くなります。